Machina/The Machines Of God

試聴会実施時にネット上から取得した収録曲リスト
Sales Date:2000.2.29 1. Everlasting Gaze 8. This Time
2. Sunshowers 9. The Imploding Voice
3. Stand Inside Your Love 10. Glass + The Ghost Children
4. I Of The Mourning 11. Wound
5. The Sacred + Profane 12. Crying Tree
6. Try 13. Blue Skies Bring Tears
7. Heavy Metal Machine 14. With Every Light


アルバム発売時の正式収録曲リスト
Sales Date:2000.2.29 1. Everlasting Gaze 9. The Imploding Voice
2. Raindrops & Sunshowers 10. Glass + The Ghost Children
3. Stand Inside Your Love 11. Wound
4. I Of The Mourning 12. The Crying Tree Of Mercury
5. The Sacred + Profane 13. Speed Kills(Bonus Track)
6. Try Try Try 14. Age Of Innocence
7. Heavy Metal Machine 15. With Every Light
8. This Time 16. Blue Skies Bring Tears






はじめに


 去る1/15(土)の午後。西新宿のスタジオにおいて、2/29(火)に発売予定のスマパンの新作の先行試聴会が行われました。これは、I Love Smashing Pumpkinsというサイトを運営されている林さんとそのスタッフが、東芝EMIの担当者さんの協力を得て主催したものです。参加者はネット上でのみ募り、私も応募。幸運にも当選を果たして当日会場に行って来ました。会場には40名近い参加者が集まり、午後3時半から約2時間に渡って試聴会は行われ、無事に終了しました。スタッフの皆さんお疲れさまでした。そして、このような機会を与えて下さったことにとても感謝しています。







いよいよ全曲を試聴


 まずは頭3曲を披露。1曲目『Everlasting Gaze』と3曲目『Stand Inside Your Love』は、どちらを第1弾シングルとして発表するかという状態にあるとのこと。もともとは『Stand Inside Your Love』の方をシングルで出すことで話が進み、既にPV撮影も済ませている段階まで行っていたにも関わらず、つい最近になってビリー・コーガンが『Everlasting Gaze』をシングルで出したいと言い出し、スタッフが大慌てしている状態なのだそうだ。ちなみに、ビリーがやると言ったことは、今まで全て実現しているとのこと(笑)。で、その『Everlasting Gaze』だが、重低音のギターリフが印象的で耳に焼き付く、アルバム冒頭を飾るに相応しいスピード感溢れるナンバーである。そして、シングルというマーケットを意識するならコチラで行くべきかな、という気もする。




しかし以後の曲を順番に聴いて行くと、この『Everlasting Gaze』だけが曲としてはっきりし過ぎていて、少し浮いているようにもとれる。全曲を聴いてのイメージは、前作『Adore』で打ち出された、一見重苦しくも実は異様なまでに美しい世界がベースになりつつも、セカンド『Siamese Dream』に近いサウンドにし上がっている、という印象。そして、復帰したジミー・チェンバレンのドラミング(『Adore』はドラマーなしだったしなあ)、そして『Mellon Collie』のようなフレーズが随所に見え隠れする。




だけど、もちろん今までの作品の焼き直しをしているのではない。今までの作品の要素を盛り込みつつも、一層パワフルに、一層アグレッシヴになって私たちの前に帰ってきてくれた!という感動が、ひしひしと伝わってくるのだ。ダーシーが抜けた痛手、そしてメリッサの加入。ドラッグ漬けで1度はクビにしたジミーの復帰。『Adore』の後もバンドは揺れた。しかし、そんな不安定さは新作の音からは感じられない。むしろその逆で、自信に満ち溢れているのだ。




私はスマパンを聴き始めたのは『Adore』の辺りからで、そのことも関係してか『Adore』が最も好きなアルバムだったりする。大作『Mellon Collie』でひとつのピークに達したことを受けての反動としてあのような重苦しい、しかし妖しい美しさを放つ作品になったのだと思うが、この『Adore』で示したスタンスを自分たちの手で否定することなく新作を放ってくれたのが、個人的にはとても嬉しかった。







エピソードやこぼれ話


 #この日はEMIのスマパン担当の方もいらしてました。イタリアのミラノまで取材に行き、帰国してすぐこちらの試聴会に顔を出されました。お疲れさまでした。現在バンドはイタリアでクラブツアーを実施中。16曲を披露し、ラストはジミーが前に出てきてビリー、イハと3人でジャムるということもあったそうです。インタビューでもメンバーはとても好意的で機嫌がよかったとのこと。そして前述の"『Everlasting Gaze』をシングルにする"というビリーの発言もこのときに突然飛び出し、スタッフも誰もそのことを聞いていないので慌てたとか。PVは10日以内に撮るから、と言っていたそうですが果たして・・・?


#『Adore』は日本で約15万枚、『Mellon Collie』は約12万枚売れたそうです。さて、今度の新作『Machina/The Machines Of God』は・・・?


#来日についての情報も少しお聞きしたのですが、あくまで"こんな感触だ"というニュアンスのようなので、ここには書きません。


#ネットから調べた限りでは、『Machina/The Machines Of God』は全14曲になっていますが、試聴会でスタッフの方と話したときは全11曲だったような気がしました(記憶あいまいです)。これについては、詳細がわかり次第修正していくことにします。







その他


 #試聴会は、合間にスマパンクイズが実施。コアなファンが多く、私はたじたじでした。全曲聴き終わった後は抽選会が催され、非売品のプロモ用ベスト盤などがプレゼントされました。私は何も当たりませんでしたが、相方が壁紙に当選しました。


#試聴会終了後、ほとんど全員が新年会に参加。98年のインターネットライヴやインタビュー(アメリカで放送されたものです)、92年のレディングの映像(ビリー長髪!イハはなんと女装!)など、貴重な映像を見せていただきました。


#EMIの担当の方は個人的にはニュー・オーダーが大好きだそうです。相方がなにげなく来日の可能性は?と聞いてみました。が、ニュー・オーダーは地元で根強い人気を誇っている割には日本では売れておらず、集客に苦戦して採算が合わないことが予想されるので来日は難しい、とのことでした。う~ん、残念。












Copyright©Flowers Of Romance, All Rights Reserved.