R.E.M. Discography Original Album '83 - '87

Murmur
Sales Date:1983.4. Produce:Mitch Easter、Don Dixon、R.E.M.
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1. Radio Free Europe 7. Catapult
2. Pilgrimage 8. Sitting Still
3. Laughing 9. 9-9
4. Talk About The Passion 10. Shaking Through
5. Moral Kiosk 11. We Walk
6. Perfect Circle 12. West Of The Fields

 若さがにじみ出た疾走感と、ベテランのようなバランス感覚を発揮。地味ではあるが、ニュー・ウェイヴ然としたたたずまいを醸し出している。『Perfect Circle』辺りには、後年確立されるメロディラインが既に見受けられる。CMJチャートで人気を獲得し、ローリング・ストーン誌ではベスト・ニュー・アーティスト及びアルバム・オブ・ジ・イヤーを獲得。早くも頭角を表わしてくる。ちなみにバンド名は、Rapid Eye Movement=「睡眠時の眼球運動」の略。







Reckoning
Sales Date:1984.4. Produce:Mitch Easter
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1. Harborcoat 6. Second Guessing
2. 7 Chinese Brothers 7. Letter Never Sent
3. So. Central Rain (I'm Sorry) 8. Camera
4. Pretty Persuasion 9. (Don't Go Back To) Rockville
5. Time After Time (Annelise) 10. Little America

 邦題『夢の肖像』。ライヴ感を重視したために短期間でのレコーディングとなったそうで、ギターを基盤としたサウンドが厚みを増し、音としてもバンドの姿勢としても、一歩前に踏み出した感がある。美しく透明感のあるメロディラインはXTCを彷彿とさせ、早くもバンドが自身のスタイルを確立させていることが伺える。この年11月に初来日を果たし、東京では早稲田大学や専修大学などの学園祭でライヴを敢行。前座は爆風スランプだったそうな。







Fables Of The Reconstruction
Sales Date:1985.6. Produce:Joe Boyd
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1. Feeling Gravitys Pull 7. Green Grow The Rushes
2. Maps And Legends 8. Kohoutek
3. Driver 8 9. Auctioneer (Another Engine)
4. Life And How To Live It 10. Good Advices
5. Old Man Kensey 11. Wendell Gee
6. Can't Get There From Here

 邦題『玉手箱』。プロデューサー選びが二転三転したり、ツアーの疲れを引きずったままのレコーデイングだったりと、逆風吹きまくりの中での制作だったようだ。曲調も暗く陰鬱で重苦しいものが多く(特に前半は)、バンドが試行錯誤しているさまが伺える。しかし後半ではギターのフレーズが力強く響いていて、ここでの彼らが停滞も後退もしていないと感じる。むしろ次作以降で飛躍するための、表現力を磨く場になったのではないだろうか。







Lifes Rich Pageant
Sales Date:1986.6. Produce:Don Gehman
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1. Begin The Begin 7. Flowers Of Guatemala
2. These Days 8. I Believe
3. Fall On Me 9. What If We Give It Away?
4. Cuyahoga 10. Just A Touch
5. Hyena 11. Swan Swan H
6. Underneath The Bunker 12. Superman

 タイトルは、「人生どうにかなるさ」という、映画「ピンク・パンサー」のクルーゾー警部の口癖からの引用だとか。重苦しかった前作の反動なのか、今作は曲調が明るくなり、またギターサウンドが一層引き立ち、パワフルでエネルギーがみなぎっている。『Superman』は、マイク・ミルズがリードヴォーカルだ。80'sは打ち込みを多用した音が流行り、大物アーティストですらそれを取り入れていたが、R.E.M.はそうした流れとは無縁のところにあり、シンプルな編成でギターロックを奏でていた。







Document
Sales Date:1987.9. Produce:Scott Litt、Bryan Kelley、Shannon Ward、R.E.M.
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1. Finest Worksong 7. One I Love
2. Welcome To The Occupation 8. Fireplace
3. Exhuming McCarthy 9. Lightnin' Hopkins
4. Disturbance At The Heron House 10. King Of Birds
5. Strange 11. Oddfellows Local 151
6. It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)

 歌詞は政治色が強く、音は攻撃的。しかしこれがバンドの成長とリンクするかのように功を奏し、セールス的には大成功を収める(『One I Love』はシングルとしてヒット)。IRS時代最後の作品にして、R.E.M.の音楽性が確立された最初の作品になった。『Strange』は、ポストロックの裏番的存在のワイヤーのカヴァー。今作からスコット・リットがプロデューサーとして参加し、以降長きに渡ってバンドを支えることに。スコットは「5人目のR.E.M.」的な存在になっていく。













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