Nirvana Discography Original Album

Bleach
Sales Date:1989.6. Produce:Jack Endino
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1. Blew 8. Scoff
2. Floyd The Barber 9. Swap Meet
3. About A Girl 10. Mr. Moustache
4. School 11. Sifting
5. Love Buzz 12. Big Cheese
6. Paper Cuts 13. Downer
7. Negative Creep

 サブポップからのデビューアルバムで、当時のドラマーはチャド・チャニング。後のデイヴ・グロールと比べてしまうとどうしてもパワーダウンの感はぬぐえないが、『About A Girl』『School』『Negative Creep』などに見られるように、曲自体のクォリティの高さや表現力、そしてバンドとしてのスタイルは、既に完成してしまっているのが伺える。『Love Buzz』は、ショッキング・ブルーのカヴァー。ハードでありながらポップでもあるという、ありそうで実はなかったバンドの出現が、90'sの音楽シーンを牽引することになる。







Nevermind
Sales Date:1991.9. Produce:Butch Vig、Nirvana
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1. Smells Like Teen Spirit 7. Territorial Pissings
2. In Bloom 8. Drain You
3. Come As You Are 9. Lounge Act
4. Breed 10. Stay Away
5. Lithium 11. On A Plain
6. Polly 12. Something In The Way

 メジャーレーベルのゲフィンに移籍してのリリースだが、冒頭『Smells Like Teen Spirit』の「Hello hello hello how low♪」という一節が、時代を大きく引き裂いた。他にも『Come As You Are』『Lithium』『Polly』といった曲を始めとして明快で風通しがよくて聴きやすい曲が並び、どれもが高い完成度を誇っている。商業的に大成功を収め、メディアからの評価も勝ち取り、今や90'sを代表する1枚としてロックファン必聴盤のようになってしまっている。しかし予想を大きく上回る成功と、時代の寵児に祭り上げられてしまったことの戸惑いから、カートの暴走に拍車がかかってしまう。







In Utero
Sales Date:1993.9. Recorder:Steve Albini
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1. Serve The Servants 9. Pennyroyal Tea
2. Scentless Apprentice 10. Radio Friendly Unit Shifter
3. Heart Shaped Box 11. Tourette's
4. Waif Me 12. All Apologies
5. Frances Farmer Will Have Her Revenge On Seattle
6. Dumb 13. Gallons Of Rubbing Alcohol
Flow Through The Strip
7. Very Ape
8. Milk It

 当初は『I Hate Myself And I Want To Die』というタイトルを予定していたそうで、それを取りやめたにせよ、アルバム全体を包むトーンはとてつもなく重く、そして暗い。明らかに前作の大ヒットの揺り返しが出ていて、前作が外に向けて発せられたものであるならば、今作のベクトルは明らかに内に向かっている。しかしそんな中でも、『Heart Shaped Box』『All Apologies』といったポップセンスが光る曲があることに救われる。しかしカートは、精神不安定からドラッグに依存し自殺未遂を繰り返すようになり、94年4月に猟銃で自殺。ニール・ヤング『Hey Hey , My My』の「錆びつくよりも燃え尽きた方がまし」という一節が走り書きされていたという。







MTV Unplugged In New York
Sales Date:1994.11. Produce:Alex Coletti、Scott Litt、Nirvana
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1. About A Girl 9. Something In The Way
2. Come As You Are 10. Plateau
3. Jesus Doesn't Want Me For A Sunbeam
4. The Man Who Sold The World
5. Pennyroyal Tea 11. Oh, Me
6. Dumb 12. Lake Of Fire
7. Polly 13. All Apologies
8. On A Plain 14. Where Did You Sleep Last Night?

 一介の番組という枠を超えて多くのアーティストの90'sの活動に大きな影響を及ぼした、MTV企画のニルヴァーナ版。収録は93年11月で、オンエア時はカットされた2曲『Something In The Way』『Oh, Me』もフォロー。『The Man Who Sold The World』はデヴィッド・ボウイの、『Jesus ~』はカートが敬愛して止まないヴァセリンズのカヴァー。他にはミート・パペッツやレッドベリーのカヴァーもあり、これまであまり明らかにされなかった音楽性の奥深さを知ることができる。サポートが4人いて、うちひとりのパット・スメアは、ニルヴァーナのツアーにも帯同。そして解散後は、フー・ファイターズに参加している。







From The Muddy Banks Of The Wishkah
Sales Date:1996.10. Produce:
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1. Intro 10. Scentless Apprentice
2. School 11. Heart Shaped Box
3. Drain You 12. Milk It
4. Aneurysm 13. Negative Creep
5. Smells Like Teen Spirit 14. Polly
6. Been A Son 15. Breed
7. Lithium 16. Tourette's
8. Sliver 17. Blew
9. Spank Thru

 クリス・ノヴォゼリックが、100時間以上はあったというライヴ音源を聴いてセレクトし編集したライヴアルバム。範囲もインディー時代の89年から『In Utero』ツアーまでと幅広くフォローし、ライヴとは言いながらベスト盤的な要素も備えている。タイトルにある「ウィッシュカー」は、メンバーの故郷であるワシントン州アバディーンを流れる川のことで、バンドの精神的な出自を表している。クリスはライナーノーツも執筆していて、ただこの音に聴き浸ってほしいという締めくくりのことばが感動的。何より、冒頭のカートの咆哮を聴いて、何も感じないファンはいないはずだ。













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