Japan Discography Original Album

Adolescent Sex
Sales Date:1978.9. Produce:Ray Singer
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1. Transmission 6. Don't Rain On My Parade
2. The Unconventional 7. Suburban Love
3. Wish You Were Black 8. Adolescent Sex
4. Performance 9. Communist China
5. Lovers On Main Street 10. Television

 邦題『果てしなき反抗』。黒人ファンクを思わせるヘヴィーなサウンド、異様なまでに力んでいるデヴィッド・シルヴィアンのヴォーカルなど、後期の洗練されたサウンドとは似ても似つかない仕上がり(しかし、後期を切り離して純粋な作品として聴くと、新鮮に感じる)。本国ではレーベル契約すら叶わず、ドイツのアリオラ・ハンザからリリースされ、また商業的にも惨敗。しかし、「たまたまつけた」というバンド名と、そのビジュアルが功を奏したのか、日本では大ヒットを記録する。







Obscure Alternatives
Sales Date:1978.11. Produce:Ray Singer
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1. Automatic Gun 5. Obscure Alternatives
2. ...Rhodesia 6. Deviation
3. Love Is Infectious 7. Suburban Berlin
4. Sometimes I Feel So Low 8. The Tenant

 邦題『苦悩の旋律』。前作から半年という短いインターバルでのリリースながら、黒人ファンクは陰を潜め、レゲエ調のリズムが刻まれる『...Rhodesia』やタイトル曲など、早くも音楽的転換(試行錯誤と言った方が的確か)が見られる。初のインストにして大作『The Tenant』は、以降拡大されるバンドの音楽性の扉的な位置づけか。翌79年3月には早くも初来日を果たし、当時のバンドのキャリアや本国での不遇ぶりを考えれば破格とも言える、武道館公演が実現。







Quiet Life
Sales Date:1979.12 Produce:John Punter、Simon Napier Bell、Japan
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1. Quiet Life 5. Halloween
2. Fall In Love With Me 6. All Tomorrow's Parties
3. Despair 7. Alien
4. In Vogue 8. The Other Side Of Life

 ジョン・パンターがプロデュースを務めていることもあってか、ロキシー・ミュージック色が濃い。サウンドはキーボード主体になり、前作までのインディー臭さはなくなって、洗練された仕上がりに。今作で本国でも商業的にまずまずの成果を収め、後に「『Quiet Life』こそジャパンの真のファースト」とメンバーも発言するようになる。『All Tomorrow's Parties』はヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカヴァーで、当初のアルバムタイトル候補だったそうだ。







Gentlemen Take Polaroids
Sales Date:1980.12 Produce:John Punter
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1. Gentlemen Take Polaroids 6. Methods Of Dance
2. Swing 7. Ain't That Peculiar
3. Burning Bridges 8. Nightporter
4. Experience Of Swimming 9. Width Of A Room
5. My New Career 10. Taking Islands In Africa

 邦題『孤独な影』。ヴァージンレーベルとの契約を果たし、実質的なメジャー進出。サウンドは更に洗練され、かつメンバーの自信がにじみ出たかのような力強さも感じられる。シルヴィアンのヴォーカルも研ぎ澄まされていて、サウンドとの調和も見事だ。冒頭3曲の流れが素晴らしく、特に大作『Burning Bridges』は、デヴィッド・ボウイの『Walsawa』を思わせるような圧倒的な美しさを感じさせる。また『Taking Islands In Africa』には、坂本龍一が参加。個人的には、最も好きなジャパンの作品だ。







Tin Drum
Sales Date:1981.12 Produce:Steve Nye、Japan
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1. The Art Of Parties 5. Still Life In Mobile Homes
2. Talking Drum 6. Visions Of China
3. Ghosts 7. Sons Of Pioneers
4. Canton 8. Cantonese Boy

 邦題『錻力の太鼓』。前作を最後にギタリストのロブ・ディーンが脱退するも、シルヴィアンがギターを務めることで難なくクリア。全編東洋志向を感じさせるサウンドで、かつキャリア中最も完成度が高い。中国大革命の中にある西洋人、というコンセプトで作られたトータルアルバムだ。『Ghosts』はシングルカットされ、キャリア中最大のヒットを記録。インストナンバーの『Canton』には、ジャパンがバンドとしての極点に到達したことを感じさせる。







Oil On Canvas
Sales Date:1983.6. Produce:John Punter、Japan
Disc 1 Amazon.co.jpで購入−日本盤/US盤/UK盤
 Amazon.co.jpで購入(日本盤) 1. Oil On Canvas 6. Visions Of China
2. Sons Of Pioneers 7. Ghosts
3. Gentleman Take Polaroids 8. Voices Raised In Welcome,
Hands Held In Prayer
4. Swing
5. Cantonese Boy
Disc 2 1. Nightporter 5. The Art Of Parties
2. Still Life In Mobile Homes 6. Canton
3. Methods Of Dance 7. Temple Of Dawn
4. Quiet Life

 82年秋の、ロンドンはハマースミス・オデオン公演を収録したライヴ盤で(同名のライヴ映像もある)、選曲は全て『Quiet Life』以降。土屋昌巳がギターで参加。冒頭にあるタイトル曲、及び『Voices Raised In Welcome, ~』『Temple Of Dawn』の3曲が未発表曲だ。この年暮れには日本公演を行い、以降活動休止に。特に解散宣言もないままにデヴィッド・シルヴィアンとミック・カーンがソロ活動を開始し、ジャパンの約4年間に渡る儚く、美しく、そして劇的な歴史は、その幕を閉じる。











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