Iggy Pop
=イギー・ポップ=






 ルー・リードと双璧を成す、ゴッドファザー・オブ・パンク。ミック・ジャガーやスティーヴン・タイラーにもひけをとらない、最強のオヤジ・ロック・パフォーマー。・・・と、いくら絶賛しても足りないくらいだ。その活動の中で常にヒットとは無縁であり、しかしそれはイギーがイノベイターであり続け、生きながら伝説になってしまったことの証しだ。


ドアーズのジム・モリスンにあこがれてミュージシャンを志し、ドラマーとしてバンドを結成する。やがて、ヴォーカリストとして「ザ・ストゥージズ」を結成し、デトロイトを拠点に活動する(デトロイトといえば、同じガレージ・バンドとしてMC5が忘れられない)。ストゥージズが空中分解後、デヴィッド・ボウイが彼に手を差し伸べる。ソロアルバムの多くはボウイと共作、あるいはプロデュース等深く関わっている。ボウイが自分のアルバムにイギーを呼んで共演したことも多い。ヴォーカリストとしては、イギーのモノクロっぽい声の方がボウイの少しこもった声よりも渋くて好きだ。


そしてイギーといえば、なんと言ってもライヴパフォーマンスだ。痩身を激しく動かし、上半身裸で客席へダイヴ!頭を打とうが、皮膚が切れて出血しようが、骨折しようが、まるで意に介さない。しかしこのムチャクチャさこそがイギーの真骨頂であり、誰にもマネのできない愛すべき姿だろう。


しかし、それにしても待たされた。前回の来日は、なんと4年半前の94年1月!東京公演は会場がクラブチッタだったし、チケットの売れ行きもそれ程でもなかったので(こんなに凄い人なのに)、行こうかどうかさんざん迷った末にやめたのだった。この頃はストゥージズの2枚しか聴いておらず、イギーのほんの一部しか把握できてなかったのだ。そして再来日の舞台じは、フジロック'98初日のホワイトステージのトリ。もってこいの舞台だ。


















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