Bjork Discography Original Album

Debut
Sales Date:1993.7. 1. Human Behaviour 7. One Day
Produce:Nellee Hooper,Bjork 2. Crying 8. Aeroplane
3. Venus As A Boy 9. Come To Me
4. There's More To Life Than This 10. Violently Happy
11. The Anchor Song
5. Like Someone In Love 12. Atlantic
6. Big Time Sensuality 13. Play Dead

 シュガーキューブスを脱退した後に発表したソロファースト。デジタルミュージックの積極的な導入は、時代に先んじていたとも言える。更に曲によってその音楽性は変化し、ファンタジックな『Venus As A Boy』、オペラ調の『Like Someone In Love』、ジャジーな『Aeroplane』『The Anchor Song』といった具合。しかし全編を貫くビョークの声とにじみ出る強い個性が、トータルとしての散漫さを感じさせない。彼女の音楽性のほとんどが凝縮された作品とも言えるかもしれない。







Post
Sales Date:1995.6. 1. Army Of Me 7. Isobel
Produce:Nellee Hooper, Graham Massey,Howie B.,Bjork 2. Hyper-ballad 8. Possibly Maybe
3. The Modern Things 9. I Miss You
4. It's Oh So Quiet 10. Cover Me
5. Enjoy 11. Headphones
6. You've Been Flirting Again 12. I Go Humble

 デジタルミュージックを基盤にしつつビョークのヴォーカルを前面に出しているのは前作を継承しているが、個々の曲が持つインパクトは幾分抑え目になった印象を受ける。対照的にファンタジー色が濃くなってきていて、特に『Isobel』『Cover Me』などに顕著だ。『It's Oh So Quiet』でのミュージカル的なアプローチは、後の映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のプロトタイプに位置付けられるかも(個人的には、この映画が出てくるまでは馴染めない曲でした)。







Homogenic
Sales Date:1997.9. 1. Hunter 9. Pluto
Produce:Mark Bell, Guy Sigsworth,Markus Dravs, Howie B,Bjork 2. Joga 10. All Is Full Of Love
3. Unravel 11. Joga(Howie B.)
4. Bachelorette 12. Sod Off
5. All Neon Like 13. Immature(Bjork Version)
6. 5 Years 14. So Broken
7. Immature 15. Nature Is Ancient
8. Alarm Call 16. Joga(Alec Empire Mix)

 ビョーク自身の呼吸や心臓の鼓動までが伝わってくるかのような『Hunter』、独特の甲高い肉声が最大限に発揮された『Joga』(個人的にビョークのベストソング)と、彼女のキャラクターを今まで以上に拡大した序盤の2曲にブチのめされる。対照的に後半にはデジタル色が濃い曲が集中し、両極化しているように受け取れる。11曲目以降は日本盤の初回分のみの収録。本作にてビョークの音楽世界は完成し、ピークを迎えた感がある。ジャケットにも度肝を抜かれました。。。







Vespertine
Sales Date:2001.8. 1. Hidden Place 8. An Echo, A Stain
Produce:Thomas Knak, Martin Console,Bjork 2. Cocoon 9. Sun In My Mouth
3. It's Not Up To You 10. Heirloom
4. Undo 11. Harm Of Will
5. Pagan Poetry 12. Unison
6. Frosti 13. Generous Palmstroke
7. Aurora

 ビョークという人は観る者聴く者を自分の世界の中に引きずり込む才能に長けていると思うのだが、本作では私たちはビョークの内面性や彼女自身の体内にまで引きずり込まれてしまっているのではないだろうか。そこは密閉された世界でありながら自由で開放的で、そして幻想的な空間が漂っている。PVでは表現行為として自らの裸身を出すことも厭わなかった『Pagan Poetry』は、その極点だろう。本作のライヴは50名のオーケストラを引き連れ、今の彼女には窮屈なとも言えるホールクラスの会場で行われる。











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