*

ザ・プロファイラー 赤塚不二夫

赤塚不二夫のさわる絵本 よーいどん!

BSで放送されているドキュメンタリー番組、「ザ・プロファイラー」。先日、漫画家のを取り扱っていた。

デビュー後しばらくは売れなかったが、やがて自身の方向性をギャグマンガに定めた。アシスタントの稲生登茂子と結婚し、トキワ荘から独立してフジオプロを設立。『おそ松くん』『天才バカボン』が大ヒットした。おそ松の6つ子のアイディアは登茂子だったそうで、彼女の提案は12人の主人公、しかしそれではあまりに多すぎるので半分にしたそうだ。

その後徐々にマンガの連載が減り、芸能人と交流してタレント活動にシフトするという、漫画家として苦しい時期もあったとのこと。女性関係も乱れ、妻登茂子と離婚。別の女性との再婚会見には、なんと登茂子と娘りえ子が同席した(3人は意気投合したとか)。そして漫画家としての再起のきっかけは、アニメ『天才バカボン』の再放送だった。

豪快なキャラクターのイメージが強いが、実はかなりの照れ屋だそうで、飲酒量も多くなりアルコール依存症になってしまったそうだ。晩年は食道ガンなどで入退院を繰り返していたが、入院中に視覚障害の子供に笑顔がないことを見て、点字の絵本を制作し、全国の盲学校に寄付したとのこと。

存命時の代表作は『バカボン』のイメージだったが、現在は『おそ松』が凌駕している感がある。何度もアニメ化され、実写映画化もされ、と、ご本人が亡くなっても作品は生き続けている。そういえば、来日時にがシェーのポーズをとっていたし、と鈴木慶一のビートニクスが2018年にリリースしたシングルもシェーがモチーフになっていた。

関連記事

赤塚不二夫の生きざまに迫る

先日、TBSの深夜番組『林先生の痛快!生きざま大辞典』で、で赤塚不二夫の半生を取り扱っていた

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑