*

クーラ・シェイカー(Kula Shaker)@サマソニ2022

公開日: : 最終更新日:2022/08/24 Summer Sonic 2022 ,

クーラ・シェイカー(Kula Shaker)@サマソニ2022

観るのは、2016年フジロックのレッドマーキー以来。そのときは興奮しっぱなしだったが、今回は結構落ち着いて観ることができた。

冒頭がいきなり『Hey Dude』で驚かされ、続いて新譜からの曲も披露。新旧織り混ぜたセットリストだが、軸になっているのはやはり初期の2枚だ。『Grateful When You're Dead』『Shower Your Love』など、懐かしさは漂わず、むしろ今の音として鳴っている。ドラム、キーボード、そしてアロンザのベースと、メンバーの演奏バランスもいい。

とはいえ、突出しているのはやはりクリスピアン・ミルズだ。優れたヴォーカリストであり、優れたギタリストでもあり、この両方を成し遂げているアーティストは、いそうで実はほとんどいない。特にこの人の場合、足を大きく広げて屈みながら、あるいは跪いて、と、ギターパフォーマンスはとんでもなくカッコいい。単にギターを弾くのではなく、自分が見られていることを自覚しているのだろう。

終盤で『Hush』を披露し、ここでクリスピアンがmiletをステージに招き入れる。クーラの前にステージに立っていた彼女は、最後のMCでクーラに触れていて、伏線が回収されたわけだ。そして、ラストとなる『Govinda』へ。このとき、milet頑張れ、と思いながら見た。2018年で、ベックのステージにDAOKOが呼ばれたとき、ガチガチになっていたのを見たことがあったからだ。

クリスピアンが終始彼女の方を見ながらギターを弾いてくれたというのもあるが、彼女は立派にこなしていたと思う。クリスピアンとのユニゾン、あるいはハモりが実現し、インドテイストの強い曲調を表現することに成功していた。

クリスピアンは、「see you soon」 とも言っていた。近いうちに、単独来日が実現するかも、

関連記事

マネスキン(Maneskin)@サマソニ2022

マネスキン(Måneskin)@サマソニ2022

いつ以来だろう。マリンステージのアリーナ総ジャンプ状態を見るのは。 いつ以来だろう。スタン

記事を読む

サマソニ2022初日、マウンテンステージ

サマソニ2022初日スタート!

開催は3年ぶり。 個人的は、2018年以来4年ぶりの参加。 気温は極端に上昇してはい

記事を読む

セイント・ヴィンセント(St. Vincent)@サマソニ2022

セイント・ヴィンセント(St. Vincent)@サマソニ2022

アルバムをリリースする毎にキャラ変が激しいアニー・クラーク。今回の『Daddy's Home

記事を読む

サマソニ2022(Summer Sonic)

サマソニ2022(Summer Sonic)を振り返る (1) – 会場など

4年ぶりに、東京会場に2日間参加した。 【コロナ禍での開催】 会場内では、基本的にマ

記事を読む

サマソニ2022(Summer Sonic)

サマソニ2022(Summer Sonic)まとめページ

初日・8月20日(土) ・スタート ・リンダ・リンダズ(The Linda Lindas

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑