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ザ・ホワイト・ストライプス(The White Stripes)『Under Great White Northern Lights』

ザ・ホワイト・ストライプス(The White Stripes)『Under Great White Northern Lights』

2011年に解散した、ホワイト・ストライプス。活動期間中に唯一リリースされた映像作品が『Under Great White Northern Lights』で(同名のアルバムも存在)、2007年のカナダ全土ツアーを追ったドキュメンタリーだ。

夜にはスケジューリングされた会場で通常のライヴをおこなうが、日中にはゲリラ的にフリーライヴを敢行。その場所がなんともユニークで、路線バスの中やボウリング場、老人ホームなど。今までにやったことのないライヴをするという、の姿勢が伺える。最終地では、ジャンッという一音だけのライヴをおこなっていた(映像では冒頭)。

モノクロとカラーが交互になっているが、使い分けにルールがあったかは気づけなかった。プライベートジェットでの移動、バックステージでのメグとジャックとの会話など、ふだんは見ることのできないふたりの姿も確認できる。ステージショットも、観客目線だけでなく袖やドラムセットの後方からのアングルが頻繁にあった。

旅の要素を強くにじませた映像作品として、Heima』を思い出す。但し、こちらはワールドツアーを終えて母国に凱旋帰国し国内を廻っていたのに対し、本作はストライプスにとっては異国の地でチャレンジをおこなっている。全米ツアーやヨーロッパツアーのドキュメンタリーはこれまでにあったと思うが、カナダ全州を巡りそれを映像に残すというのは、かなり珍しいのではないだろうか。

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