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タイタンの戦い(2010年)

公開日: : 最終更新日:2021/07/28 タイタンの戦い

タイタンの戦い(2010年)

古代ギリシャの時代。全能の神ゼウスは人間を作り、人間からの崇拝と愛により不老不死を保っていた。しかし、神の横暴に耐えかねた人間の王は神への反乱を企て、怒ったゼウスは兄であり冥界の王であるハデスを解き放つ。ハデスは、王妃アンドロメダを差し出さねば海の魔物クラーケンを解き放ち人間を滅ぼすと宣言。ゼウスと人間の間に生まれたペルセウスは、クラーケン討伐の命を受ける。

興味はあるが、キャラクターが多すぎることもあってか、なかなか頭に入っていかないギリシャ神話。個人的には、車田正美の『リングにかけろ』や安彦良和の『アリオン』で触れたくらい。こうしてエンターテイメント作品として仕上げてもらえるのは、とてもありがたい。神々にはそれぞれに特性があり、ゼウスやハデスが最強という前提がありながらも、目が合うと石になってしまうというメデューサのような存在もあって、興味深い。

ペルセウスは、ゼウスはリーアム・ニーソン、ハデスはレイフ・ファインズ、アンドロメダはアレクサ・ダヴァロスという人。サム・ワーシントンは、続編の『タイタンの逆襲』では髪が少し伸びているが、本作は坊主。『アバター』『ターミネーター4』然り、この人は坊主の方が似合っている。アクションシーンも堂々とこなし、次世代の肉体派ヒーローの地位が確固たるものになりつつある(少なくともこの頃はそう思えた)。

この作品、『逆襲』の劇場公開時にテレビ朝日で放送されたのだが、ラストに『逆襲』のダイジェストが流れていた。序盤サワリだけかと思いきや、なんと終盤の方にまで及んでいた。今では、Youtubeなどで劇場公開作品の冒頭数分を流すプロモーションは珍しくないが、2012年の時点では、公開中なのにテレビでここまでやっちゃっていいの?と戸惑ってしまった記憶がある。

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