*

三大ギタリストが夢の競演『アームズ・コンサート』

三大ギタリストが夢の競演『アームズ・コンサート』

元フェイセズのロニー・レインは、多発性脳脊髄硬化症という難病に冒されていた。同じ難病で苦しむ人のためにと、チャリティーコンサート「ARMS」を開くべく、友人のアーティストたちに呼びかけた。そして1983年の秋、信じられない豪華な顔ぶれが、ロイヤル・アルバート・ホールに揃った。この映像が2004年にDVD化された際、迷わず購入した。

注目は、なんと言ってものヤードバーズ出身の3人のギタリストが集まったことだ。他にも、チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマン、といったロック界の重鎮から、クラプトンのバンドメンバーとしても活躍していたアンディ・フェアウェザー・ロウ、のバンドメンバーでもあったフェルナルド・ゾーンダース、のドラマーを務めたこともあるケニー・ジョーンズなどが、脇を固めている。

観てまず感じたのが、結構画面が暗いなということ。しかし豪華ラインナップによる名演は、そうした不満を補って余りある。特にジェフ・は、この映像が出たときはオフィシャルな映像作品がなかっただけに、非常に貴重だと言える。ジミー・ペイジとスティーヴ・ウィンウッドの、両雄が並び立つのも壮観だ。極めつけは、そのペイジによるインストの『Stairway To Heaven』、及びオールスターキャストでの『Layla』。実際の演奏シーンもさることながら、冒頭のリハーサルシーンにも思わず目が釘付けになってしまう。

ワタシはこの映像を何度か観ているが、DVDを入手する前は学生時代にレンタルしてきて観た。では初回はというと、84年辺りに『ベストヒットUSA』のタイムマシーンというコーナーで、『Layla』が取り上げられたのを観たときだ。今では日本でも不朽の名曲として認知されているこの曲だが、よくよく考えてみると、ワタシが初めて聴いたのは、恐らくこのときだったと思う。

関連記事

公演日限定Tシャツ

エリック・クラプトンのライヴを観に行ってきた。いいライヴでした。 会場は日本武道館。開

記事を読む

エリック・クラプトン、3年ぶりの来日はジェフ・ベックと同時期に

エリック・クラプトンの来日公演が、12日の大阪を皮切りに行われている。 これまで何度と

記事を読む

エリック・クラプトン(Eric Clapton)参加のオムニバス『What’s Shakin’』

ヤードバーズ~ブルースブレイカーズ~クリーム~ブラインド・フェイス~デレク&ドミノス、という

記事を読む

エリック・クラプトン(Eric Clapton)『Sessions Of Robert J』

エリック・クラプトンが1月にリリースした新譜、『Sessions Of Robert J』。

記事を読む

パティ・ボイド写真展

パティ・ボイド写真展に行ってきた

都内2箇所でパティ・ボイドの写真展が行われており、はしごしてきた。 パティ・ボイドはジ

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑