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アンディ・ウォーホル展(2014年2月)

アンディ・ウォーホル展(2014年2月)

六本木ヒルズの森美術館で開催されている、「展」を観に行ってきた(現在は終了)。

エレベーターで52階まであがると、ロビーにペイントされたクルマが展示されていた。ウォーホルとBMWとのコラボレーションで、世界に1台しかないクルマだそうだ。制作風景の映像も、併せて流されていた。

ウォーホルとBMWとのコラボレーション車

エスカレーターで1階あがったところからスタート。幼少期の自身や両親の写真から始まり、シルクスクリ-ンを駆使したお馴染みの作品がお目見えする。各ブースの合間にはウォーホルが発したことばが掲載。この展示は、「誰でも15分は有名になれる」という発言をもとに「永遠の15分」という副題がつけられている。

バスキアとのコラボレーション。やモハメド・アリ、(!)などの肖像画。実験的な映像作品。モノを捨てるのが苦手だったというウォーホルが残した雑誌や手紙などの集約「タイムカプセル」。鉛筆書きのシンプルなアート。などなど、見どころは多い。

中でも個人的に圧巻だったのが、中盤のブースにあった、シルバー・ファクトリーの再現だ。1960年代半ば頃にウォーホルがニューヨークに構えたアートスペースで、映画『ファクトリー・ガール』『アンディ・ウォーホルを撃った女』『バスキア』などでも確認できた空間だ。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのセッションを捉えたモノクロ映像も流されていて、音はこのスペース内にもBGMとして流れていた。映像にはニコと彼女の息子も映っていて、67分もあるとか。コンパクトなモニターでの上映だったが、大きなスクリーンで流してもよかったと思う。

順路の最後にあるのは、お約束のグッズコーナー。せっかくなので、キャンベルスープがプリントされた大きめのトートバッグを買った。

ウォーホルの展示は前年に「アメリカン・ポップアート展」を観たが、今回は国内史上最大規模と銘打っているだけのことはあり、展示数の多さに圧倒された。この展示は、2014年5月6日まで開催されています。

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