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ニコ イコン(1995年)

ニコ イコン(1995年)

モデルであり女優でありシンガーでもあった、ニコの生涯を追ったドキュメンタリーを観た。彼女と交流があった人のコメントと、貴重な映像とで構成されている。

映画出演のオーディションをきっかけにアラン・ドロンと知り合い、息子アリを出産。しかしドロンは認知せず、なんと彼の両親が引き取って育てた。やがてニコはニューヨークに渡り、アンディ・ウォーホルに見出だされてヴェルヴェット・アンダーグラウンドに参加。しかし、バンドメンバーとはうまくいかず、結局ファーストアルバムに参加するに留まる。

スターリング・モリソンやジョン・ケイルが、この時期のことをコメントしている。特にケイルのコメントは冷静かつ的確で、やっぱりプロデュース業をやっている人だなと思った。ルー・リードは、映像や写真では出てくるが、コメントはなかった。

ボブ・ディランやジム・モリソン、イギー・ポップらとの交流もあり(劇中出てこなかったが、ブライアン・ジョーンズとの交流もあったはず)、また、曲を提供した縁でジャクソン・ブラウンがコメントしている。メジャー/インディ、メインストリーム/オルタナティブというジャンルの間を、関係なく自由に行き来していたさまが伺える。

ニコは常にドラッグと共にあったが、依存から抜け出す決意をしたのは、80年代になってからのこと。しかし1988年、スペインのイビザ島で、自転車で転倒し頭を打ったことが原因で亡くなった。49歳だった。

最後にコメントするのが、成人した息子のアリだ。落ち着いて淡々と母のことを語る姿に、父親を知らず、母親が無茶苦茶だったにも関わらず、まともに成長していることの驚きを感じずにいられない。そして、ケイルのピアノ弾き語りで締め括られる。

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