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007 トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年)

公開日: : 最終更新日:2020/10/14 007シリーズ , ,

007 トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年)

南シナ海を航行中の英国海軍巡用艦が、領海を侵犯したとして中国のミグ戦闘機によって撃沈。一方、中国軍のミグもミサイルによって撃墜される。英国国防省、MI6のM、首相らが事実関係の確認中に、メディア王カーヴァーが発行する新聞「トゥモロー」誌が、この事件の記事を掲載する。

記事掲載が早すぎることを不審に思ったMは、中国に艦隊を派遣しようとする首相を説得し、48時間の猶予を得る。Mは、ジェームズ・ボンドをカーヴァーのパーティーが開催されるハンブルクに送り込み、48時間以内に事実関係を掴むことを命じる。実際は、巡用艦はレーダーを狂わされて意図せず侵犯してしまい、巡用艦もミグも謎のステルス艦に攻撃されていた。

ピアース・ブロスナンがボンド役になってからの、2作目になる。カーヴァー夫人パリスとボンドは以前関係があり、パーティーでの再会後に2人は一夜を共にする。ティモシー・ダルトン時には描写があいまいだったが、今回久しぶりにプレイボーイぶりが描かれていて、「らしさ」が復活したことになんだか安心する。

パリスは自分の前から姿を消したボンドを憎んでいたが、それでも情が残っていて、カーヴァーのビルの潜入場所を教える。ただ、2人の関係に感づいたカーヴァーに、パリスは殺される。テリー・ハッチャーという人が演じている。

ボンドガールは、中国の新聞記者を装って潜入した諜報員ウェイで、ミシェール・ヨウという人が演じている。こちらは拳法など身体能力を活かしたアクションで見せ場を作り、ボンド(英国)とは味方ではないが成り行き上共闘する格好になる。ベトナムのサイゴンでのバイクチェイスシーンは、過去の007作品を彷彿とさせる。

今回のラスボスのカーヴァーは、ジョナサン・プライスだった。テリー・ギリアム作品の常連というイメージが強いが、ここでは腹黒くアクが強いキャラクターを演じている。頭髪こそ真っ白だが、演技自体は若々しい。調べたら、公開時50歳だった。

主題歌はシェリル・クロウが歌っている。前作「ゴールデンアイ」のティナ・ターナーには違和感を感じていたので、世界情勢やハイテクだけでなく、やっと主題歌の方も時代に呼応するようになったかなと感じた。

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