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JIMI:栄光への軌跡(2013年)

JIMI:栄光への軌跡(2013年)

1966年のニューヨーク。とあるバンドのメンバーとしてギターを弾いていた、ジェームズ・マーシャル・ヘンドリックス。その演奏をたまたま観た、の恋人リンダは、元アニマルズのメンバーで音楽プロデューサーのチャス・チャンドラーにジェームズを紹介する。

ジェームズのずば抜けた才能を見たチャスは、共にイギリスに渡る。まだ無名だったジェームズは、クリームのステージに飛び入りさせられるが、その超絶プレイには度肝を抜かれてしまう。やがて、ベーシストのノエル・レディング、ドラマーのミッチ・ミッチェルとトリオ編成のバンドを結成。と名乗るようになる。

ジミ・ヘンドリックスが、無名からスターダムにのし上がる2年間を描いた伝記映画だ。ラストは、ジミが野外フェスのモンタレー・ポップ・フェスティバルへの出演オファーを受け、アメリカに戻るところで終わっている。

しかし、ジミの遺族からは許可が降りず、映像も音源も使えなかったとのこと。演奏される曲は、ジミがカバーしていた曲を現代のジシャンが演奏しているとのことだ。ジミの恋人だったキャシーも、ジミは暴力をふるう人ではなかったと描かれ方に異を唱えていて、非公認の虚構映画という位置づけになってしまっている。

アウトキャストのラッパー、アンドレ・ベンジャミンがジミを演じている。右利き用のギターを左手で弾くよう、猛特訓を積んだとのこと。リンダはイモージェン・プーツという人だったが、ジミの恋人キャシーは、なんと「キャプテン・アメリカ」のペギー・カーターを演じるヘイリー・アトウェルだった。

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