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東京事変『珍プレー好プレー』

公開日: : 最終更新日:2020/08/02 椎名林檎/東京事変 ,

東京事変『珍プレー好プレー』

2012年2月29日に解散した、。解散後もいくつかリリースがあって、『珍プレー好プレー』は活動を通してのツアーや、フェスティバルの映像を集約した内容になっている。

ツアー集約コーナーについては、トータルでは不満の方が勝る。ほとんどが、既出DVDからの抜粋にしかなっていないからだ。たとえば、そのツアーでDVD収録日以外の公演からピックアップするとかしてほしかった。

フェスティバルの集約コーナーについても、不満はある。ほぼ時系列順だが、前半つまり事変初期の出演映像は1曲完奏ではなく断片を連ねている。なぜ?何のためにこの編集?後半になって、ようやく完奏が見られるようになってきた。

では、このアイテムの価値は何か。それは、2006年のツアー「Domestic Virgin Airline」の武道館公演が、初公式映像化されていることだ。このツアーは東京大阪でおこなわれ、浮雲と伊澤一葉のお披露目の意味合いもあった。ここでの収録は4曲、そしてその冒頭が『葬列』だ。

『葬列』は、椎名林檎のソロ3作目『加爾基 精液 栗ノ花』のラスト、つまりは彼女が当時ソロ活動を終わらせた曲という位置付けにあると思っている。複雑、難解、しかし圧倒的、そして美しい、奇跡のような曲だ。この曲は、生み出されて世に出ただけで意味があり価値がある曲だと、思っていた。

それが、まさか実演されるとは思わなかった。しかも、ライブの冒頭で演奏されたのだ。事変がメンバーチェンジをして第1期から第2期にシフトすることを示唆していると思われるが、にしても凄まじすぎる。この曲が次に演奏されるのは、事変解散後、2014年の林檎博まで待たなくてはならなかった。杉並児童合唱団をコーラスに従えていたが、あれから14年経っているので、この子たちも立派に成人していることになるなあ。

というわけで、「Domestic Virgin Airline」フル映像化が望まれる。

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