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イーストウッド アフター・アワーズ(1997年)

イーストウッド アフター・アワーズ(1997年)

は、ジャズに対する理解が深いそうだ。俳優業と並行して早くから制作も行ってきたこの人は、要所でジャズを取り入れてきた。96年、ニューヨークのカーネギーホールで、イーストウッドとその作品のためのジャズコンサートが行われた。

演奏する曲に合わせ、それが使われた作品のシーンがちらちらと挿入される。ワタシが観たことがあるのは「バード」「シークレット・サービス」「ガントレット」くらいだが、他にも「マディソン郡の橋」「許されざる者」などの場面が、ほんのわずかではあるが観ることができた。演奏したジャズ・ジシャンたちは、恐らく名うての人たちばかりと思われる。その中には、息子カイルもいた。カイルはまさにジャズ・ミュージシャンを本業としていて、ここではウッドベースを弾いていた。少しに似ていて、結構いい男だ。

イーストウッド本人もこのコンサートの客席に陣取っていて、ラストにはステージに登場。出演したミュージシャンたちに敬意を払いつつ、自らピアノで『After Hours』を弾き、ここでエンドロールとなる。こういうコンサートができてしまうイーストウッド、そしてアメリカってすごい。

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