ウィズアウト・ユー(1999年)
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最終更新日:2024/03/15
DVD・映像 U2, ロバート・デ・ニーロ
音楽PV監督のジェイクは、制作会社からハリウッド映画の監督を任されることになった。一方で、ファッションショーで見かけた女性モデルのステラと後日たまたま再会し、そのまま付き合うことに。しかし、映画撮影では会社側から無理難題を言われ、プライベートでもステラの中絶を機に関係がギクシャクし始める。
男目線による、切ないラヴストーリーだ。想いをうまく相手に伝えられないもどかしさに共感はするが、ステラの存在や性格が、ジェイクにとって都合よすぎる設定にされている気がしないでもない。原題は「entropy」となっていて、本来は熱力学の用語らしいが、どうやら「混乱」「無秩序」という意味合いを指すようだ。
ジェイクはスティーヴン・ドーフで、『バックビート』でスチュアート・サトクリフを演じていた人。制作には、ロバート・デ・ニーロの名前もある。監督はフィル・ジョアノーという人で、u2のドキュメンタリー映画『Rattle And Hum/魂の叫び』も監督した人。
そして、U2の4人が本人役で登場している。特にボノはジェイクと親しい仲にあるという設定で、彼を励ましたり正しい道へと導こうとしたりする。後半はポップマートツアーの会場が舞台となり、少しではあるがライヴの様子も楽しめる。
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