*

ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック

ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック

ロンドン旅行でピンク・フロイド『Animals』のジャケット撮影地だったバターシー発電所を訪れたのをきっかけに、個人的にプログレブーム(笑)が到来していた。アルバムやボックスセットを引っ張り出して聴き込み、映像作品も観れるだけ観た。その締めくくりが、20年前の1999年に出版された「ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック」だ。

冒頭で66枚の名盤アルバムを紹介し、地域毎のアーティストや作品をピックアップ。多くのページが割かれているのはやはりブリティッシュで、ロバート・フリップのインタビューを経て、、イエス、EL&P、ジェネシスのいわゆる「5大バンド」をフィーチャー。また、カンタベリーをプログレのひとつのジャンルとして取り扱っている。

ブリティッシュ以外となると、個人的にはかなり敷居が高い。ドイツはカンやタンジェリン・ドリーム、ノイ!など、まだ聴いたことのあるバンドがいたが(クラフトワークやクラスターも紹介していたのは、へーと思った)、イタリアやフランスとなるとさっぱりだ(汗)。

アメリカのプログレは、執筆者もどのように扱うか悩んだとのこと。カンサスなどは「アメリカン・プログレ・ハードロック」と形容されることもあるが、ヨーロッパのアーティストとは明らかにスタイルが異なるため、除外。フランク・ザッパやキャプテン・ビーフハートの音楽の中にも垣間見ることはできるが、プログレのジャンルに留めておくのが逆に無理があるとし、こちらも除外している。ということで、結果フィーチャーされたのはビル・ラズウェルとジョン・ゾーンだった。

最後が日本のプログレで、四人囃子をフィーチャーしているのには納得。個人的にもハマっているバンドで、ライブも何度か観させてもらっている。

書の冒頭にも書かれているが、「プログレッシブ・ロック」ということばのあいまいさには悩まされる。ロックとは本来プログレッシブすなわち進歩的な音楽であるはず、というのには同感。一方で、ジャンルを指し示すことばとしてはやはり必要と思っている。ワタシ個人の解釈では、演奏技術重視、クラシックやジャズとの融合、大作、コンセプチュアル、というイメージだ。

関連記事

King Crimson『Eyes Wide Open』

キング・クリムゾン(King Crimson)『Eyes Wide Open Disc 2』

キング・クリムゾンのライヴDVD、Disc 1に続いてDisc 2も観た。2000年のロンド

記事を読む

キング・クリムゾン(King Crimson)のメンバー

さて、今回のクリムゾンのメンバーは、90年代のダブル・トリオ期6人をしのぐ、7人編成になって

記事を読む

キング・クリムゾン(King Crimson)のライヴに急遽行くことに

現在来日中のキング・クリムゾン。公演が発表されたのは7月くらいだと思うが、そのときから先週ま

記事を読む

キング・クリムゾン(King Crimson)『Radical Action To Unseat The Hold Of Monkey Mind』

2015年12月に、実に12年ぶりとなる来日公演をおこなったキング・クリムゾン。その日本公演

記事を読む

キング・クリムゾン(King Crimson)『The Great Deceiver』

『Frame By Frame(紅伝説)』のリリース翌年の1992年、キング・クリムゾンは『

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑