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素晴らしきボーナストラック:Jマスキス+ザ・フォグ『Free So Free』

Jマスキス+ザ・フォグ『Free So Free』

+ザ・フォグの『Free So Free』を聴いた。1997年のダイナソーJr.解散後、ソロとして再スタートを切ったJのソロ2作目で、2002年8月にリリースされている。2003年2月には、このアルバムにリンクしたツアーで来日公演も行っていた。

前作『More Light』もそうだったのだが、ソロになってからのJの音楽は、解放感とポジティビティに満ちている。後期ダイナソーはほとんどJのソロプロジェクトだったようにも見受けられたのだが、それでもダイナソーという看板は負担だったのだろうか。バンドを解散し、それまでの活動をいったんリセットしたことが、こうまでJをポジティブに変えるとは思いもしなかったし、それはファンとしてはとても嬉しいことだ。

ワタシは『More Light』時の2001年の来日公演は観に行ったが、2003年の公演はパスしていた。その理由は、東京公演がウイークデーだったことや、翌3月にパール・ジャムやローリング・ストーンズの公演を控えていてヒマとカネに乏しかったことなどだが、この作品を聴くと、無理してでも行っとけばよかったと今さらながらに思ってしまう。

そしてこの『Free So Free』の目玉は、ラストにこそある。オリジナルは全10曲なのだが、日本盤にはボーナストラックが2曲追加されている。その2曲目の『Alone』は、なんと15分にも渡るライヴバージョンだ。原曲はダイナソーの(解散前の)ラストアルバム『Hand It Over』に収録されている約8分の曲なのだが、ここではかつ美しきギターノイズが延々と繰り広げられている。それはJに加え、ストゥージズのロン・アシュトンが参加しているからだ。ライナーノーツの受け売りになるのだが、友人が間違っても外盤を買わないように注意したい(笑)。映画「ギミー・デンジャー」で、イギー・ポップをはじめストゥージズの面々は、再結成の功労者としてみなJマスキスの名を挙げていた。それが頷ける名演だ。

ダイナソーは2005年に突如再結成。以降こんにちまで、Jは自身のソロとダイナソーの活動とを並行しておこなっている。

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