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22回目のフジロック、そして22回目の参加

Bob Dylan『Highway 61 Revisited』

早々に梅雨が明けて日本列島を猛暑が襲っている昨今、今年は好天かと思いきや、台風接近とな。どうやら土日は雨らしく、やはりフジロックに雨はつきものだ。

個人的には、のんびり過ごすことになりそうだ。3日間のいずれも、日中は気負って観るべきアーティストが見当たらない。それでいて、2日目3日目の夜はそこそこタイトなスケジュールになりそうだ。

今年のフジロックが決定的なモノになるかならないかは、2組のアーティストにかかっていると思っている。ケンドリック・ラマーとボブ・ディランだ。個人的には、どちらも期待半分不安半分だ。

ケンドリックはアメリカを代表するヒップホップアーティストで、そればかりかピューリッツァー賞受賞というハクまでついてしまった。まさに「時の人」としてのフジロック参戦だが、個人的にはグリーンステージのヘッドライナーはどうかなと思っている。特にヒップホップはことばが重要なはずで、日本のファンにはダイレクトに伝わるだろうか(2001年のエミネムも結構間延びしていた)。数年前のサマソニのディアンジェロのようなライヴだったら、うまくいく可能性があると思う。

実はケンドリック・ラマーのフジロック参加は今回がはじめてではなく、2013年にホワイトステージに出演している。メジャーデビューしてまもないくらいのタイミングで、まだ『To Pimp a Butterfly』リリース前だ。そのときの映像を観たが、場内は結構盛り上がっているように見えた。

そしてディランだが、特にディランの名前は聴いていて今回観るのがはじめてという若いファンが、今のディランのライヴを観てどう感じるだろうか。著名な曲を数多く持っている人だが、現在のディランはそれらを惜しみなく次から次へと演奏するスタイルではない。21世紀以降にリリースしたアルバムからの曲が中心で、自らのルーツを伝えるモードになっている。それがグリーンステージに合うかどうかは、5分5分だと思う。

ポール・マッカートニーやローリング・ストーンズと違い、ディランにはファンの期待に応えなくてはという縛りはない。ポールが『Hey Jude』を、ストーンズが『Satisfaction』を、演奏しないことなどありえない。しかし、ディランが『Like A Rolling Stone』を演奏しないのは、珍しいことではない(直近2回の来日公演でも演奏していない)。今の自分を受け止められるか、ついて来られるかと、ファンを揺さぶりにかかる。神様にして異端の人なのだ。まあ、その姿を巨大野外会場で目撃できるだけでも、儲けものなのかも。

明日苗場入りし、現地から書き込みします。

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