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みうらじゅん『アイデン&ティティ 24歳/27歳』

公開日: : Bob Dylan

みうらじゅん『アイデン&ティティ 24歳/27歳』

2004年に映画化もされた作品で、みうらじゅんによる原作を読んだ。角川書店から文庫本として出ているのだが、その中身は小説ではなく漫画だ。

ワタシは映画の方を先に観ていたので、映画のストーリーが原作にほぼ忠実であることを改めて知った。ただ、映画と原作とで大きく印象が異なるのが、キャラクターだ。映画はそれぞれ個性的な役者やミュージシャンが熱演しているが、原作はどいつもこいつも(いい意味で)さえない奴や、ひとクセありそうな奴ばかりだ。

最もギャップがあるのは、主人公中島の彼女だ。映画では麻生久美子が演じていて、彼女というより中島にとっての母のような存在になっているが、原作の方はさしてかわいくもない女。発することばはほとんど同じなのだが、むしろ映画の方に説得力を感じる。

原作本には、続編の「マリッジ」も収録されている。「アイデン&ティティ」の終盤、中島と彼女は結婚を誓い合うも、彼女の方が海外に留学。彼女が不在の中で中島が悪戦苦闘しながらバンド活動を続けていくさまが描かれている。「マリッジ」も、映画「アイデン&ティティ」の続編として、キャストもほとんど同じくしてドラマ化していいような気がする。

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