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ソニック・ユース、ニルヴァーナ、ダイナソーJr.らの若き姿がここに『1991:The Year Punk Broke』

公開日: : Sonic Youth

1991:The Year Punk Broke

いちおうソニック・ユース名義で発売されている映像作品なのだが、他にもニルヴァーナやダイナソーJr.、ラモーンズなどが出演している。ライヴ映像はもとより、オフステージでのメンバーの様子なども収録されている。

1991年8月のヨーロッパのフェスツアーを収録。当然ながら収録曲はソニック・ユースが最も多く、次いではニルヴァーナ。ダイナソーは『Freak Scene』『The Wagon』の2曲が収録されている。1991年のJは、さすがに今ほど太ってはいない(笑)。『Freak Scene』の前にはJとキム・ゴードンが会話する場面もあって、観ていて感慨深い。

映像を観てしまうと、やはりカート・コバーンのことを思わずにはいられなかった。90’sという時代も終わり、いつのまにかニルヴァーナは伝説の存在として祭り上げられてしまった。『Nevermind』がバカ売れしてしまったことは、やはり彼らには不幸なことだったのだろうか。そしてこの映像には、コートニー・ラヴもちょこっとではあるが姿を見せている。

この作品、もともとはVHSソフトとして1992年にリリースされたものの、なかなかDVD化されず、長らく入手困難な状態だった。それが、2011年にボーナス映像60分が追加されてDVDリリース。ソニック・ユースとニルヴァーナの演奏が更に追加されたほか、一瞬だがパール・ジャムのエディ・ヴェダーも映っている。VHSでは日本盤もあったが、DVDは現時点でも輸入盤のみで、日本語字幕はない。よってオフステージのやりとりはよくわからないが、それでも一見の価値はあると思う。

1991年8月末から9月上旬というのは、彼らにとってどういう時期だったのか。ソニック・ユースは、ゲフィンとメジャー契約して『Goo』をリリースし、そのツアーを行っていた。ダイナソーJr.もメジャーに進出し、『Green Mind』をリリースしツアーを敢行。マーフはいるがルー・バーロウは既に脱退していて、ベーシストはマイク・ジョンソンになっている。

そして、ニルヴァーナだ。今や不動の名盤として君臨する『Nevermind』と、先行シングルの『Smells Like Teen Spirit』をリリースするのが、このツアー終了直後になる。まさに、世界的ブレイクを果たす直前のタイミングだったのだ。『Smells Like 〜』を含む『Nevermind』からの曲は既に演奏されていて、この映像にも収録されている。

サーストン・ムーアは1991年をパンクがメジャーをブチ壊した年だと言い、ノエル・ギャラガーもアメリカで最初のパンクはニルヴァーナだと言った。このDVDは、アメリカの音楽シーンで何かが起こりはじめていた時期の、貴重な記録なのだ。

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