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川島道行さん(ブンブンサテライツ)死去

公開日: : Boom Boom Satellites

BOOM BOOM SATELLITES『PHOTON』

ロックバンド、ブンブンサテライツのギター&ヴォーカルの川島道行さんが9日に亡脳腫瘍で亡くなられた。まだ47歳の若さだった。

ブンブンサテライツは、川島さんとプログラミングの中野雅之によるユニットで、ライヴではドラマーを入れてスリーピースのスタイルになっていた。2人や3人でやっているとは思えない爆音、デジタルなサウンドと生々しい肉体性がうまくクロスする、日本では稀有なバンドだった。その世界観は、日本のみならず海外でも通用していた。

活動の前期はインストで、それがある時期からヴォーカル入りにシフトチェンジ。どんどんメジャーになっていったが、当人たちは変わらず気取らず飾らずで、しかし活動は精力的に行っていた。ただ、毎年のようにアルバムをリリースしてはツアーを行っていて、少しは休んだ方がいいんじゃないかと思ったこともあった。

しかしここ数年は、川島さんの病気により、一度発表されたツアーが中止になるなど、不安定な状態が続いていた。そして今年、シングル『LAY YOUR HANDS ON ME』のリリースを以ってバンドの活動を終了することが発表されていた。川島さんは実に5回も脳腫瘍を発症し、3度の手術を受けていたそうだ。常に病気と隣り合わせだったからこそ、一瞬一瞬を精一杯生きんとする姿勢を貫き続けていたのかもしれない。

個人的には、2001年フジロック前夜祭ではじめてライヴを観た。翌2002年にプライマル・スクリームのオープニングアクトで観て、2005年のソニックマニアという冬フェスを経て、単独公演に2回足を運んだ。ストレイテナーやドーピング・パンダとの対バンもあったし、カウントダウン・ジャパンやナノムゲンフェスでも観た。当たり前のように観てきたことが、これからはもう当たり前ではなくなってしまった。その代わり、何物にも変え難い貴重な記憶として、自分の中に生き続ける。

謹んで、ご冥福をお祈りいたします。いや、むしろ解き放たれ、旅立って行ったのかもしれない。

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