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モリッシー(Morrissey)『Who Put The “M” In Manchester(DVD)』

モリッシー(Morrissey)『Who Put The

モリッシーのライヴDVDを観た。2005年5月のマンチェスター公演を収録したものだ。

この公演に至るまでには、いろいろな背景があったようだ。アルバムのリリースも滞り、活動らしい活動を何年もしていなかったモリッシー(2002年にサマソニで来日はあったけど)。それが2004年に『You Are The Quarry』をリリースし、復活と健在ぶりをアピール。そして公演地マンチェスターはモリッシーの生まれ故郷であり、またその故郷で公演を行うのは12年ぶりだそうだ。更には、収録日5月22日はモリッシー45歳の誕生日でもあるそうだ。

会場は、2万人は収容できるであろうアリーナクラス。フロア部分はオールスタンディングになっていて、男子度が高い。ステージセットは、バックドロップに「MORRISSEY」というロゴの電飾がある以外には特に装飾もなく、いたってシンプルだ。モリッシーは適度にMCも入れつつも淡々と歌い続ける。バンドは、ギター、ベース、ドラム、キーボード、サックスといったところ。みなロカビリー風のファッションである。

以前は、客がステージに上がってモリッシーに抱きつくというのが定番だった。がしかし、ここではステージを目指す客はセキュリティーに押さえられ、ステージのへりに寄るまでが精一杯。それでも、時折モリッシーは手を差し伸べ、客との握手を試みようとする。選曲はもちろんソロ時代が中心ではあるが、スミス時代の曲も『Shoplifters Of The World Unite』『There Is A Light That Never Goes Out』などが披露されていた。ライヴの冒頭とラストには、マンチェスターの街並みや客へのインタビュー、会場設営の様子などが盛り込まれ、ドキュメンタリー風にもなっている。

以上が本編。特典映像としては、マンチェスターでのフェスに出演したときの模様やPVなども収められている。特にフェスの方だが、合唱しまくりの客の熱狂ぶりの凄まじさに圧倒されてしまう。

もうひとつの特典だが、「Meet The Meat」という、モリッシーの全く登場しない映像がある。人間が食肉にしている牛や豚が、必要以上に虐待されるさまを捉えた映像で、菜食主義の団体によるもののようだ。モリッシー自身ベジタリアンであり、スミスには『The Meat Is Murder』というアルバムもあるので、この人も何らかの共鳴をしているのだと思われる。

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