浜田省吾『ON THE ROAD 2005-2007 “My First Love”』
浜田省吾のライヴDVDを観た。2005年に行われたアリーナツアー、2006年から2007年にかけて行われたホールツアーを凝縮。ワタシが持っているのは、初回限定の3枚組だ。
映像は、アリーナツアー最終のさいたま公演、ホールツアーのNHKホール公演とで構成されている。曲毎に会場が切り替わり、中には1曲の中でも切り替わるものもある。Disc 1が本編、Disc 2がアンコールで、この2枚でMCも含めライヴをほぼ完全収録している。
ワタシは、アリーナツアーでは横浜に、ホールツアーではまさにこのDVDに収録されているNHKホール公演に、それぞれ足を運んでいる。なので、その場で体験したときの興奮がまざまざとよみがえってくる。序盤の『Hello Rock & Roll City』では各地の映像が組み込まれ、ワタシが行った横浜も入っていた。
いや、ライヴに行っていない人であっても、ライヴの模様はかなりのところまで体感できるはずだ。アンコールのセンターステージでのパフォーマンスや、客のウェーヴ、年齢層チェックなど、DVDパッケージならカットされてしまいそうなところまでフォローされている。
DVDでありがたいのは、客席からではよくわかりにくい、ステージおよびアーティストたちの様子をアップでとらえてくれることだろう。浜田本人だけでなく、愛奴時代からの「盟友」町支のギター、Coccoのツアーでも観たことがある長田のギター、サックスの古村などだ。
ホールツアーの第1部と第2部の間に流れた、ショートムーヴィーの収録も嬉しいところだ。親の離婚を機に引っ越しをし、転校生として小学校に登校した小学生の、ガキ大将との攻防や席が隣になった女の子との微妙な距離感などを描いている。小学生同士でスティーヴィー・ワンダーを共有するかなあ、というツッコミも入れたくなるが。母親役は小泉今日子だった。
Disc 3は、Disc 1と2から漏れた2公演の曲や、リハーサルの模様、PVなどを収録。Disc 3は初回限定のみとはいえ、こうするのであれば、さいたま公演とNHKホール公演を混合せずにそれぞれを単体でパッケージ化した方がよかったのでは、とも思う。
Disc 3にはPCでのみ楽しめるコンテンツがあり、こちらは別途楽しむこととする。
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