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ルー・リードさん(Lou Reed)死去

Lou Reed Magic And Loss『』

ルー・リードさんが亡くなった。死因は肝臓移植による合併症で、71歳だった。

1967年、ジョン・ケイルらとヴェルヴェット・アンダーグラウンドとしてのファーストアルバムをリリース。当時商業的に大失敗したと言われるこのアルバムは、その後多くのフォロワーを生み、今ではロック名盤特集に必ず入ってくる。

冷たい狂気とでも言えばいいのか、ストレートでエモーショナルな表現とは対極に位置する佇まいは、ワタシの琴線に触れた。ヴェルヴェッツ脱退後はソロとして活動するが、そのスタイルは一貫していてブレることはなかった。ルーさんのどれかのアルバムのライナーに書かれたことばを拝借すれば、ストーンズが『Satisfaction』を、ザ・フーが『My Generation』を歌うことに矛盾が生じた時期はあったが、ルーさんが『Sweet Jane』を歌うことに矛盾が生じた時期などなかったのだ。

それにしても、今回の訃報はワタシにとって衝撃的だった。思い起こせば、ジョージ・ハリスンやジョー・ストラマー級、いやそれ以上だ。なぜかを考えてみたのだが、もちろん自分が好きなアーティストであることと、何度もライヴを観ているアーティストだからだ、と気づいた。

92年の『Magic And Loss』ツアーが最初で、その後96年『Set The Twilight Reeling』ツアー、2000年『Ecstasy』ツアー、2003年『The Raven』ツアーと観た。最後は2004年フジロックのグリーンステージだったが、この人は巨大野外よりも密閉された空間こそ似合うと思い、観たのは後半だけだった。

せめて、あと1回この人のライヴを観たかった。残念。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。

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