*

手塚治虫戦争館

公開日: : 最終更新日:2021/02/07 手塚治虫

手塚治虫 この短篇がすごい!

毎年この時期になると、テレビでは戦争関連の特番や映画が放送される。そして、この4月からBSで放送されている『週刊手塚治虫』は、3時間特番として放送。手塚マンガの中から、特に戦争に関係した作品がピックアップされた。

田原総一朗や里中満智子など6人の論客が、それぞれにコメントをするという構成で進められた。6人の論客は、田原以外は戦争未経験者だった。通常の回ではスタジオにいてアシスタントを務める杏の姿は今回はスタジオにはなく、手塚が少年時代を過ごした地を訪れて関係者や手塚の実弟などから話を聞いていた。

紹介された作品は、お馴染みの『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』などのほか、晩年の傑作『アドルフに告ぐ』や短編ものなどだった。自らの戦争体験が元になっている『紙の砦』や、教師になった主人公がクラス会で戦争で亡くなった同級生たちと会う『カノン』が心に染みた。代表作の特にアニメ化された作品は、正義やファンタジーの方が強調されていて、自分が本来伝えたかったこととの間にギャップが生じていることに手塚自身も苦悩したようだ。

戦争・反戦をテーマにして3時間の番組ができることも(もっと長くすることもできると思う)、手塚治虫のマンガ家としての懐の深さを示すひとつだと思う。

関連記事

鉄腕アトム

2003年4月7日。故手塚治虫の代表作『鉄腕アトム』の主人公ロボットのアトムが、物語の中で誕

記事を読む

手塚治虫・現代への問いかけ-ラストに込められたメッセージ

NHK-BSで、4夜連続で手塚治虫の特番が放送。NHKのアナウンサーと、手塚の息子でビジュア

記事を読む

陽だまりの樹

手塚治虫原作のマンガで、『アドルフに告ぐ』にも劣らない、手塚晩年の傑作である。アニメ版が全2

記事を読む

Yahoo!ブックストアで手塚治虫作品が期間限定無料に

ワタシがiPad miniを買った目的のひとつが、電子書籍だ。とはいえ、ショップやビューワー

記事を読む

手塚治虫・現代への問いかけ、雑感

2月9日から2月12日まで、4夜連続でBSで放送された『手塚治虫 現代への問いかけ』。第1夜

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑