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「スター・ウォーズ」30周年記念ドキュメンタリー

公開日: : 最終更新日:2020/11/08 テレビ特番

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション(9枚組)

日本公開30周年にリンクして、今日から幕張メッセで関連のイベントが行われている。そしてそれに先立つかのように、先日WOWOWでスター・ウォーズのドキュメンタリー番組が放送されていた。計3本で、いずれも海外(恐らくアメリカ)で制作された番組に、日本語吹替えと日本語のナレーションが付加されている。

「スター・ウォーズ~伝説は語り継がれる」
作品の世界観、及びその影響力を検証した番組。いくつかのテーマが設定され、評論家や映画制作者などがコメントし、作品の名場面が合間に挿入されている。証言者の多くが、ストーリーや数々の名場面はギリシャ神話や古代ローマをプロトタイプにしている、と言っているのが興味深い。日本で語られるときは、ルーカスは黒澤明のファンであり、スター・ウォーズは「隠し砦の三悪人」をモチーフにしていると解説されることが少なくないが、ここでは日本との関連を指摘する人は皆無だった。というより、これが欧米での認識なのかな。

「スター・ウォーズの空想科学」
作品を彩る数々のメカや特殊効果が、空想の範囲内なのかそれとも現実の科学に基づいているものなのか、を検証した番組。劇中では、宇宙空間での爆破シーンや爆破音などが普通に描かれているが、宇宙には空気がないので実際には爆破で機械が飛び散ることもなければ音が出ることもない、と指摘。その後、劇中では演出効果を狙ってわざとやっているとフォローしている。ライトセーバーの、光を棒状に保っておくのも現在の科学力では実現不可だそうだ。一方で、タイ・ファイターのエネルギー源は既に実現されているとも。

「スター・ウォーズ 世界の兵士たち大行進」
501stという、スター・ウォーズのコスプレをする国際規模のファン団体があるそうだ。単にコスプレを楽しむだけでなく、チャリティイベントを開催しては集まった基金を募金に回すという、慈善活動も行っている。その501stがカリフォルニアでパレードを行うことになり、世界中からストームトルーパーのコスプレイヤーたちを募った。本部が厳正に審査した結果、選ばれし者たちが自作したストームトルーパーの衣装を持参してカリフォルニアに集結。日本からも、夫婦で参加した人がいた。パレードにはルーカスも参加。なおこの番組は、WOWOWでの放送が世界初だとのこと。

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