*

椎名林檎@トップランナー

公開日: : 最終更新日:2023/05/28 トピック ,

椎名林檎『私と放電』

NHKに「トップランナー」という番組がある。毎回ひと組のゲストを招き、その人の歴史や生きざまを司会者とトークする、というのがざっとした内容。登場するゲストは、スポーツ選手や落語家など多岐に渡り、ジシャンの出演も少なくない。共通するのは、「表現者」であるということかな。

昨夜の放送は、ゲストがだった。この番組はだいたいスタジオ観覧ができることになっていて、この回の募集及び収録は6月に行っていた。ワタシも応募していたのだが、かなりの高倍率だったそうで当然のように敗れ去り(ネット検索したところ、90人の枠に10000人の応募があったとか)、オンエア日を心待ちにしていたのだ。

椎名林檎は、今年デビュー10周年を迎える。トークは、デビュー前の話から始まった。高校時代にカヴァーバンドをやっていたとか、兄・椎名純平が吹奏楽でドラムをやっていたのをこっそり叩いていたとか。幼年期の写真も披露されていた。やがて、デビューから2枚のアルバムをリリースし、結婚~出産で一時休止した後の復帰、そして結成という大まかな流れを、本人がそのときどういう心情だったかをコメントすることでフォロー。

過激なことやってりゃ売れんじゃん、とか、高校時代に書きためていた曲と今書いている曲とのバランスを取るためにやりくりするのに疲れたとか、結構本音で語っている。母親業こそ最も尊いことと感じながら、あるとき子供がやっと寝着いた後にテレビで偶然見たのが、あの同時多発テロ事件。それまで社会と遮断されたかのような生活をしていたのが、再び社会に対して接点を持つべく復帰を決意した、とも。収録ではスタジオライヴを行われ、『本能』『意識』『夢のあと』が披露。バンドは事変ではなく、Soil & Pimp Sessionsの面々が務めていた。

今月はソロ名義でアルバムとDVDをリリースし、来月からはフェス参戦や対バンといった活動を行う椎名林檎。今年くらい休んだらいいのにと思う一方、やはり期待せずにはいられない。

関連記事

Flowers Of Romance image

椎名林檎、Rock In Japan Fes.に出演

全くノーマークだったのだが、昨夜発表になったロック・イン・ジャパン・フェス(RIJF)出演アーティス

記事を読む

亀田音楽専門学校 Season2

10月から、Eテレで毎週木曜夜に『亀田音楽専門学校 Season2』が放送されている。去年も

記事を読む

椎名林檎「リンリン生唾ラヂオ」

去る4/15の午後3時より、TOKYO FMの番組「アクセスオールエリア」がオンエア。ワタシ

記事を読む

亀田音楽専門学校

NHK Eテレにて、10月から1クール期間『亀田音楽専門学校』という番組を放送していた。音楽

記事を読む

GROOVE DYNASTY

先週末、WOWOWで「GROOVE DYNASTY」なるイベントがオンエアされたのを録画し、

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑