*

私のこだわり人物伝 マイルス・デイヴィス 帝王のマジック

公開日: : 最終更新日:2021/02/11 Miles Davis

私のこだわり人物伝 マイルス・デイヴィス 帝王のマジック

NHK教育テレビで、『知るを楽しむ こだわり人物伝』という番組がある。週イチで放送され、1ヶ月かけてひとりの人物についての生きざまを検証していく。ワタシは過去に、手塚治虫松田優作、ジャイアント馬場を扱った回を観たことがある。

そして今月は、ジャズの巨人だ。今週放送された第一話では、マイルスの生い立ちからジシャンとしてデビューするまでが取り上げられた。まずマイルスは、父親が医者である裕福な家庭に育ち、音楽には自然にのめり込んで行った。中でもビバップに心酔し、チャーリー・パーカーに憧れてニューヨークに進出。しかし、お坊ちゃんであることが逆に黒人コミュニティからは浮く形になり、挫折を味わうことに。しかしマイルスは、当時としては画期的でもありまたタブーでもあった、白人ミュージシャンとのコラボレーションに活路を見出す。

番組ナビゲーターは、サックス奏者の菊地成孔。デート・コース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンなどで活動する一方、大学講師や文筆活動なども行う理論派だ。自身のマイルスへのこだわりもさることながら、ことばを通してマイルスやその音楽を伝える術に長けていて、決してジャズには明るくないワタシでも、すんなり入り込むことができた。番組の放送は毎週火曜日の夜だが、第一話も再放送されるので、興味があったのに見逃した人でも、ぜひ番組HP↓をチェックされたし。

関連記事

MILES AHEAD / マイルス・デイヴィス 空白の5年間(ネタバレあり)

1970年代後半のニューヨーク。活動休止中のマイルスの自宅に、ローリング・ストーン誌の記者デ

記事を読む

死刑台のエレベーター(1958年)

社長夫人フロランスと不倫関係にあるジュリアンは、邪魔になっている社長を殺害し自殺に見せかけ、

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑